人事制度を導入する際、会社から社員に対するよくあるメッセージです。
我が社は、新しい人事制度を導入することにしました。 何故ならば、従来の制度では、皆さんの能力を十分に評価しているとは言えず、また、それに見合った処遇・待遇ではなかったからです。 今後は成果のみならず勤務態度等にも主眼を置き、正当な評価を行うことで、皆さんの能力を十分に発揮できるような会社を目指します。
制度の大枠としては、今まで曖昧であった経営方針から部門・部課への方針へと落とし込み、個人目標を設定します。 評価者である部門長には評価者訓練等の研修を実施し、絶対評価が行えるようにします。 6ヵ月後に新制度へ移行する予定です。 |
至極、聞こえの良い理論展開です。そして、否が応でも導入へと進みます。
この時、【風通しの悪い企業風土】 と 【風通しの良い企業風土】 とでは、導入ステップと導入後の運用で大きな差が出ます。
【風通しの悪い企業風土】であった場合、上記の言葉を聞いた社員は通常、「また、何かやらかそうとしているな。どうせ2~3年で変わるだろう。」 と、疑心暗鬼になってしまいます。
企業風土を改善することが先ですが、人事制度の正しい導入ステップを踏む過程の中で、徐々に疑心暗鬼の気持ちがなくなると同時に、過程の中において、企業風土が改善される効果も期待できます。
【人事制度のイメージ図】

上図が人事制度のイメージです。
人事制度の本質は、『社員を育て、社員の努力や能力の向上を評価し、その評価に対して見返るか。』 という 『育成・評価・見返り』 にあり、制度構築の目的は、社員に成長して頂いて業績を向上させることにあります。
【企業風土】のコンテンツで説明したように、【風通しの良い企業風土】 であれば、人事制度は不要のはずですが、実は、そういう訳にも行かないのです。