社会保険労務士 山下事務所

福岡の社会保険労務士 人事・労務のお悩み解決サイト          福岡市内を中心に、経営者様の人事・労務の悩みを解決するべく、日々精進しています。“右腕”・“話し相手”・“飲み仲間”としてご利用下さい。左に見える『手』は“信頼・優しさ”をイメージしています。
TOPページ
ごあいさつ/経営理念/業務姿勢
プロフィール
事務所NEWS
 労働・社会保険の諸手続
 就業規則の作成・変更
 人事・賃金制度の構築支援
 管理者研修
 退職金制度の再構築
 401k導入支援
 セミナー企画・運営
 セミナー実績
 紛争解決手続代理
◆サービス残業対策
◆名ばかり管理職対策
◆賃金・賞与の考察
◆社会保険料の適正化
◆ワーク・ライフ・バランス(WLB)
◆行政情報/法改正・トピックス
  執筆・メディア
  小冊子プレゼント
  お問い合わせ
  情報発信・お悩み解決リンク
  顧問契約について
個人情報保護方針
◆賃金・賞与の考え方
 
≪納得がいかない賃金≫…何故?
 
 ★何故、効率が悪い社員の方が賃金が高いのか。
 ★何故、自分より業績の悪い人の方が賞与が高いのか。
 ★何故、出来ない社員に残業代を払わないといけないのか。

誰もが一度は感じる不公平感・不納得感でしょう。

【給与の場合】入社年・学歴・職種共に同じ Aさんと Bさん 賃金も同じ15万
 
仕事の要領が良く テキパキとこなすAさん
  ⇒当然時間内に仕事は終了、Bさんの倍近い業務量をこなす。でも残業がないので賃金は15万。

仕事の要領が悪く いつも残業してしまうBさん
  ⇒いつも時間内に終らず残業。残業代はきっちり請求するので賃金はAさんよりも高い17万円。

◆社員(Aさん)の視点
Aさんは甚だ不満です。賃金の額そのものはさて置き、Bさんよりも低いことに納得が行きません。

「賞与はBさんよりも高いはず。」当然にそう思うでしょう。
Bさんの評価は、Aさんよりも低いでしょうから賞与では差がつくかもしれません。しかし、数ヶ月分の残業代を穴埋めするほどの差がつくのでしょうか。
 
仮に差がついたとしてもそれは穴埋めに過ぎず、Aさんとしてはとても評価されているとは思えないでしょう。穴埋め+αの評価が欲しいと考えるのが普通です。

◆経営者の視点

経営者としてはBさんの残業代支払いに納得が行かず、「Bさんには残業代は払わない。」としているかも知れません。

しかし、Bさんからすれば、「それだけ仕事をしているのだから残業代はもらって当然。」という意識があるかも知れません。「仕事がさばけずに周りに迷惑かけて悪いな。」と考えている場合もあるでしょうが、さばけないことはさて置き、「こんなに仕事をさせて、ひどい会社だ。」と考えている場合もあるでしょう。

Bさんが前者のイメージの状態であるならば、「Bさんには残業代は払わない。」という取り扱いは、『サービス残業をさせられている』というトラブルを生むことになり兼ねませんので、納得は行きませんが残念ながら得策とは言えません。
結果として、経営者は当然ながら、AさんBさんも不満を抱えた状態となります。 

【賞与の場合】入社10年のCさん と 5年のDさん の賞与(2ヶ月支給 目標1000万)
 
C社員の業績85%(850万)で評価は1.7ヶ月分
  ⇒ 基本給は30万 ・・・ 賞与は51万円
 
D社員の業績110%(1100万)で評価は2.2ヶ月分
  ⇒ 基本給は22万 ・・・ 賞与は48.4万円

◆社員(Dさん)の視点
Dさんは、形だけをみると評価されていますが、実際の支給額ではCさんに及びません。
Dさんの想いとしては、2.4ヶ月以上の評価が欲しい所でしょうし、逆にCさんの評価を1.6ヶ月以下に抑えて欲しいとも考えるでしょう。
ここでも賃金と同じように、賞与の額そのものよりも、自分より業績の悪いCさんよりも賞与の額が低いことに不満を覚えます。
 
◆経営者の視点
経営者としては、総額人件費の観点や他の社員とのバランスから、Dさんの評価を2.4ヶ月以上には出来ないのではないでしょうか。また、Cさんの年齢や扶養家族等への配慮から、1.6ヶ月に抑えることは情として許さないのです。