◆サービス残業はとっても恐い
これを根拠にサービス残業対策が強化されました。また、行政からの意図的な摘発ではなく、社員(または家族)からの申告によって調査に入られるといったことも増加しています。皆様も、報道等で度々目耳にしていることでしょう。
サービス残業が発生している会社では、何らかの対策を打ち出さなければなりません。場合によっては新聞等に取り上げられ、取引先への影響はもとより、社会的責任の信用失墜は著しいでしょう。
「何とかしなきゃ」と思っている企業様では、
「何とかしたいが、資金的に何ともならない。」
「何とかしたいが、仕事の内容的にも何ともならない。」
「何とかしたいが、人を増やしても育てるまでに時間がかかって何の解決にもならない。」
おそらく、こういったところではないでしょうか。
また、以下のような想いがあるのも事実ではないでしょうか。
「本人の能力が低いから」
⇒ さばける有能な社員よりも、残業代によって給料が逆転してしまう。
「仕事に対する情熱が時間を忘れさせる」
⇒ 仕事が楽しくてしょうがない(ある意味OK)。
一方社員側には、「自分はさばけないから・・・」、「成績が悪いので自分だけ早く帰るのは気が引ける・・・」等の想いもあって、残業の申告が行いにくい場合もあるでしょう。
いずれにしても、多くの会社で当たり前のように『サービス残業』が行われている事実は否定できません。
一昔前は、「頑張れば賃金が後からついてくる。文句なんて言ってられない。」といった、いわば精神論的な思考と体力で乗り切れる時代でした。
しかし、残念ながら今はそのような考えが通用せず、社長の気持ちとは裏腹に権利が主張しやすくなくなっている時代です。
これだけ世間で『サービス残業』、『賃金不払い』と騒がれている昨今、自分の能力・出来不出来はさて置き、権利として「残業代を払え!」と自ら声を上げ、監督署へ駆け込む事例が急増しています。
また、メンタルヘルスの社会問題化を背景として、家族からの申告も急増しています。
「社長の俺に対して文句を言う社員はうちにはいない。」
「よその会社も払っていない。」
「うちは残業代も含んでボーナスを弾んでるから大丈夫。」
そうだったら良いですね。しかし、侮っていると思わぬ落とし穴にはまることになってしまいます。
権利ばかりを主張したがる社員や、幸か不幸か退職することになった社員が、退職後に請求を起こすこともあり得る話です。